『アルハンブラの思い出』に並ぶF・タレガの最もポピュラーな代表作『アラビア風奇想曲』をアップしました。タレガは1852年、スペイン・バレンシア州カティリヨン県に生まれ、幼いころからピアノとギターを習い、特にギターの腕をあげて神童と言われ、「ギターのサラサーテ」と呼ばれたそうです。マドリードの音楽院で作曲も学び、ショパンに心酔してロマン派にスペイン民族音楽を加えたギター曲をたくさん作りました。また、約700年にわたるイスラームの支配を受けたスペインならではのアラビア風の曲も作曲しました。『アラビア風奇想曲』はその代表的な曲です(アルハンブラ宮殿もイスラム教徒が建てた宮殿です)。もう1つの特徴はベートーベンやショパン、メンデルスゾーンなどの曲をギター曲に編曲したことです(ベートーベンのピアノソナタ第12番『葬送』の第3楽章をタレガが編曲した楽譜が手元にあるので、いつか弾いてみたいと思っています)。バルセロナで亡くなったタレガの遺体が隣の州の故郷に移された際、現地で『アラビア風奇想曲』が合奏されたそうです。
さて、次回(来月か?)はサザンオールスターズの『いとしのエリー』をアップする予定です。が、その前にイタリア映画「ひまわり」のテーマ曲をアップするかもしれません。その後はギターのパートナーとのギター2重奏曲を2つ(ビバルディの『アンダンテ』と映画「ディアハンター」の主題歌『カヴァティナ』)。さらにその後、リコーダーとのデュオを2曲アップする予定です(来年2月頃かな)。お楽しみに!
※Window10を11にバージョンアップしたら、10に最初から挿入されていたビデオプレーヤーと動画編集ソフトが消えていました(泣)。それで数日前に慌てて両ソフトをダウンロードしたのですが、パソコン音痴の私には動画冒頭の曲のタイトル文字の入れ方がわからず(再泣)、今回はタイトルなしです。次回までになんとか勉強しておきます。
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